ソルトプリント 今後の予定

ソルトプリント一つにしてもなかなか奥が深い。
まだ理想のプリントは出来ていないが可能な限り近づけていきたい。
今後も引き続きコントラストと最大濃度そして精細度を追い込んでいく。
また印画表面のテクスチャをいろいろ試してみようと思う。

コントラスト調整で最初に必要なことはネガの階調だが、さらに一歩進んでEllie Young氏はPMK現像でグリーンのネガを作っていい結果を残している。これはおそらく可視光や赤外光をカットすることによる効果ではないかと思われる。紫外線に反応するソルトプリントではその違いがどれくらいなものか実験したい。

二クロム酸カリウムの代替え品を検討。
二クロム酸カリウムは強力な酸化剤であり、この代替え品はいろいろな分野で研究されているようだ。比較的安全なものとしてアンモニア水、過酸化水素水のオキシドールで実験する。
またクエン酸の量でコントラストが変化したので適正量を探す。

最大濃度の実験では適正な露光時間、光源による違いなどを検討。
また化学増感において硫黄増感、金増感を検討。
上と重複するが、調色によっても最大濃度が出るので金調色を始め セレン、プラチナ、パラジウムなどで実験する。

支持体選択をはじめゼラチンサイジングや卵白、澱粉、寒天その他のバインダーを検討して精細度やテクスチャの変化を見てみる。

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