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クエン酸について

ソルトプリントは硝酸銀と塩で塩化銀が出来る。 NaCl + AgNO3 → NaNO3 + AgCl そして光に当てると銀が出来る。 AgCl + e−→ Ag + Cl− ここでクエン酸だが、ソルトプリントにはよくクエン酸( Citric Acid )を混ぜている人がいる。 効果はフォグ(クモリ) を無くすという。 硝酸銀とクエン酸の反応式は以下の通り。 2 AgNO 3 + C 6 H 8 O 7 = 2 Ag + C 5 H 6 O 5 + 2 HNO 3 + CO 2 生成する物質 銀 アセトンジカルボン酸 硝酸 二酸化炭素

NaCl + AgNO3

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NaCl + AgNO3 → NaNO3 + AgCl Salted Paper 塩化ナトリウム+硝酸銀水溶液で作る塩化銀の塩漬け紙 バインダーなし 硝酸銀12% 露光 LED 8分 EV値 15.5 ( ISO 100 )

NaCl+KBr+AgNO3

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NaCl + AgNO3 → NaNO3 + AgCl + KBr+AgNO3→KNO3+AgBr  Chlorobromide Paper 塩化ナトリウム+臭化カリウム+硝酸銀水溶液で作る塩化銀と臭化銀の クロロブロマイド紙 バインダーなし 硝酸銀12% 露光 LED 8分 EV値 15.5 ( ISO 100 )

KBr+AgNO3

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KBr+AgNO3→KNO3+AgBr B romide P aper 硝酸銀+臭化カリウム+硝酸銀水溶液で作る臭化銀のブロマイド紙 バインダーなし 硝酸銀12% 露光 LED 8分 EV値 15.5 ( ISO 100 )

Albumen Print

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  Albumen Print  基本的なレシピで作成 卵白1個分 塩ひとつまみ 食酢2滴程 水10cc 硝酸銀12%溶液 露光時間 LED 8分 EV値 15.5 ( ISO 100 ) 方法はいろいろあるようだが、今後の課題は支持体が紙でいいのかという疑問がある。 ゼラチンシルバーバライタプリントでも紙であるがために、汚染や劣化が画像より先に起きることがしばしばある。 アーカイバル処方したところで日本の湿度は高く、カビや虫などの生物劣化の脅威が大きい。 アルビュメンそのものも劣化しやすいものだが、支持体の劣化は生理的に許せない。 紙では和紙やコットンラグが現代ではよく使われるが、その他の支持体も検討していこうと考えている。

実験資料

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Gelatin Silver Glass Print アルビュメンプリントの方法でガラスにゼラチンをバインダーとして試す。 塩とゼラチンのみのバインダーはガラスにうまく付着しなかったが、褐色ではなく黒の発色となる。 クローズアップした画像を記録しておく。 劣化した写真を見るようで個人的には面白い表現の一つになると思える。

Albumen Glass Print

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ガラスに鶏卵紙の乳剤を塗りネガを密着してプリント。 この写真は技術的に成功とは言えないが、初めてのトライだったのでデジタルアーカイブしておく。 写ることはわかったので、今後大きなネガを作る際に役立つだろう。 陽画としての鑑賞にも十分耐えれる。 硝酸銀  12% 露光時間 LED 10分 EV値 15.5 ( ISO 100 )

Albumen PET Negative

卵白PETネガの作成 最近のフィルムはPET(ポリエチレンテレフタラート, polyethyleneterephthalate)の素材をベースにしている。 フジ アクロスのシートフィルムも0.18 mmのPETだが、このシートに昨日作った卵白バインダー液をコートしてみた。 実験はうまく行き、薄膜でコーティングしている。 卵白ガラスネガ(1847~)は湿板ガラスネガ(1851~)よりも少し早くから使われていたようだが、感度が低すぎたため、湿板へ移行している。 しかし、現代では他の選択もありさほど急ぐ必要もないのでこの方法でネガを作ってみたいと思う。 これがうまくいけば、通常のカットホルダーにフィルムを入れる事が出来るし、ガラスのように割れたりしない。 管理もかさばらなくていい。 ゼラチンシルバーPETはもちろん、湿板PETへの応用も考えられるだろう。 以下資料 THE ALBUMEN NEGATIVE PROCESS. Albumen Glass Negative Niepceotypy: The Albumen on Glass Negative Process NEOPAN 100 ACROS (SHEET)

鶏卵紙作り

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Albumen print 卵白2個に塩一摘み、食酢2、3滴、界面活性剤2、3滴。 アバウトに作ってみた。 よく混ぜるがいいという人や混ぜすぎると結合が壊れて良くないという人もいるので今回は後者を選択。 ガーゼでろ過中の卵白バインダー液。 後は26日に硝酸銀が手に入るのでこのままエージングしよう。

目的を見失わないためのメモ

オルタナティブプロセスは楽しい。 それ故プロセスそのものに埋没しがちだ。 しかし、私の目的は私のフィールドで写真を撮ること。 理想に近い媒体を持つこと。 オルタナティブプロセスを学ぶ理由の一つは既成の制約から開放されること。 決められた製品のサイズや、その特性しか利用できないのなら自分で作ろうということ。 フィルムや印画紙がすぐに無くなることはない、しかし不安感があることは事実だ。 メーカーの商品を買う選択以外に自分のオリジナルの乳剤を持つこと。 学びたいプロセス Silver gelatin dry plate Wet plate collodion Salt print Albumen print

銀板ソルトプリント

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変更点 古い定着液に臭化カリウムを追加 露光 LED 30分 チオ硫酸ナトリウム100g/lで定着 感度が向上し正面からでも見える画像になる 。 定着液が使えるので銀板の質感も出てきた。 しかし、画像が出るという反応は面白いが、美しいかと問えば疑問が残る。

Silver plate salt print

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 Silver plate salt print  Process 銅板を酸化アルミニウム(PIKAL)で研磨 銅板を界面活性剤で脱脂 銅板を食酢と塩で清掃 水洗 古い定着液に銀がメッキされるまで投入(今回は1分) 塩水20g/l +臭化カリウム5g/l 溶液に10分浸す 銀メッキ板を乾燥 露光 晴天 1時間45分 水洗 塩水20g/l で定着 乾燥 水洗 乾燥    変更点 銅板を塩と食酢で清掃。 メッキの時間を短くして銀の層を薄くした 。 塩溶液に臭化カリウムを足す。 現像液を使わない。 問題点 チオ硫酸ナトリウムを始め定着液で画像が薄くなる、または消える。

Silver plate salt print

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角度によって見え方が変わる。 正面からはあまり見えない。 Process 銅板を研磨 銅板を脱脂 古い定着液に銀がメッキされるまで投入 20%塩水に1分浸す 銀メッキ板を乾燥 露光 晴天 2時間 水洗 現像液で現像(画像は余り変化しない) 酢酸で停止 20%塩水で定着 水洗 乾燥 Picture varnish glossyで表面コート(写真はノンコート)  見直すポイントだろうが、現像液を使わないとハイライトが消えてしまう。 定着液(チオ硫酸アンモニウム)に入れると画像が消える。

ハロゲン化銀の光化学反応

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昨日から銀板のソルトプリントを実験している。 前回は画像は現れたが、鑑賞に耐えられるのもではないので、改良を進めている。  鮮明に映し出すには素地の銅板の磨き方やハロゲン化銀皮膜の厚さも影響がある事まではわかったが、大きな問題点があり、定着液につけると消えていくのだ。 以下は露光の様子。  昨夜、LEDで2時間の露光でもハロゲン化銀の反応は見られた。 現在、日光にて露光中 やはり2時間ほどでこれくらいの反応が見られる。 おそらく臭化銀であろうが、青や紫から黒へと変化していく。

ガラスの資料

紫外線を透過させるガラス 石英ガラス   ホウケイ酸ガラス

ダゲレオタイプ?ソルトプリント?

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クリックしたら画像は大きくなります。 不思議なものを発明してしまった。 ダゲレオタイプや鶏卵紙に興味を持ち始めているこの頃だが、卵のエージングに2週間もかかるのは待ちきれず、自分なりに出来るだろうと想像して銀板の上に画像を定着させてみた。 銅板を古い定着液の中に入れ、銀メッキさせる。 銀メッキ板に食塩水をかけ乾燥させる。 ネガをガラスで密着して1時間半ほど露光させる。 水洗。 現像液に入れる。 定着液で定着。 水洗。 5.の作業は必要なのかは不明だが、画像は出ました。 銀板のソルトプリントというところでしょうか。 使用したネガ

Jean-Eugène Atget

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Jean- Eugène Atget 1908 何度見ても美しい。 この技法はマスターしよう。

新しいリス現像液

単純な構成の現像液を作っているが、基本的には炭酸ナトリウムとアスコルビン酸だけで現像出来る。 亜硫酸ナトリウムを入れるとシャープになり、臭化カリウムを入れるとカブリ防止になる。 しかし求めているものがプリントにおいてはリスプリントの効果なので炭酸ナトリウムとアスコルビン酸、臭化カリウムの構成が良い結果になるようだ。 一般的な現像には適さないだろうが、長時間の露光を与え15分以上の現像時間を要し、超軟調で色調が褐色系であり荒い画像の再現性はリスプリントに近い。 最大濃度再現のコントロールが今はまだ出来ていないが、それを求めるなら市販薬を使う方が経済的で確実だろう。 これはこれで一つの現像液となるだろう。

Lith Printing Handbook

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Lith Printのハンドブックを製作中。 やはり私は本が好きだ。

そろそろ次のステップ

現像液はオリジナルレシピで身近に手に入る材料で作ることができた。 後は印画紙とフィルム。 目星をつけているのは鶏卵紙だ。 基本原理は卵白のバインダーに塩を入れて硝酸銀を塗り紫外線で感光させること。 紙の上に塗ったら印画紙になるが、バインダーを卵白以外のガラス(または透明なフィルムなど)に接着するものに置き換えるとフィルムになりはしないだろうか。 ...まあ実践で実験してみよう。 memo ナノセルロースの支持体などいいかもしれない。

L-アスコルビン酸フィルム現像液

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炭酸ナトリウムの量を減らし、 炭酸 カリウムで pHを調整したアスコルビン酸現像液 Rollei ortho 25 120 炭酸ナトリウム一水和物20g/l 炭酸カリウム20g/l L-アスコルビン酸4g/l  温度20℃ 現像時間12分    わずかに褐色系のネガだが1EVアンダーのいいネガが出来る。 現像時間の割り出し方はD76 stockでの2倍を目安に出しているが全く当てはまらないフィルムもある。

Coffee+Sodium carbonate monohydrate

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コーヒーと炭酸ナトリウム一水和物での現像 炭酸ナトリウム一水和物40g/l コーヒー25g/l  明室にてFuji Acrosを20℃ 15分現像  褐色のネガ。 温度を30℃に上げると黒に近い濃い褐色。 注意:これは撮影したフィルム現像のデータではありません。 Nescafe Classic Blend

Sodium carbonate monohydrate+Potassium carbonate+L- Ascorbic Acid

炭酸ナトリウム一水和物と炭酸カリウム とアスコルビン酸での現像 炭酸ナトリウム一水和物10g/l 炭酸カリウム10g/l L-アスコルビン酸2g/l このレシピで明室にてFuji Acrosを15分間現像。 褐色系だが濃度の高い現像ができている。 L-アスコルビン酸はフィルム用現像液で1Lあたり1gから2gで十分かもしれない。 注意:これは撮影したフィルム現像のデータではありません。

Potassium carbonate+L- Ascorbic Acid

炭酸カリウム とアスコルビン酸での現像 炭酸カリウム20g/l L-アスコルビン酸10g/l 明室にて印画紙及びフィルムにて褐色に変化。 この組み合わせだけでは薄い画像しか現れないようだが、温黒調のベースとなる組み合わせになるようだ。 注意:これは撮影したフィルム現像のデータではありません。